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NEWS

2019年版
バリアフリーカレンダー
発売

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有限会社 真美堂手塚箔押所(東京都新宿区/取締役社長:手塚 博雄)は、 「見る・触れる」の両面から読むことが出来る、2019年版 バリアフリーカレンダーを発売致します。
視覚障害のある方と晴眼の方が一緒に使えるよう、これまで無かった文字・数字のカタチに触れる浮出し文字のカレンダーを製作し、2015年版の発売以来これまで多くの方にご使用頂いてきました。

・バリアフリーカレンダーはなぜ“浮出し文字”なのか
視覚障害のある方は、一般的に本や資料等を読む際には点字を使うイメージがありますが、その方法は人によって様々なのです。国内で視覚障害のある方は約30万人、その中で点字使用者は1割程度といわれています。実はこの数字が表す背景には、点字習得の難しさが関係していました。点字使用者の多くは先天性もしくは幼少期に視覚障害になった方が多くを占めています。つまり視覚障害のある方の多くは、加齢や病気によって中途で視覚障害になっているのです。今まで文字を目で読んできた方にとって、突然指で点字を読むことの大変さは想像に難くないことでしょう。バリアフリーカレンダーでは、そんな中途視覚障害の方が抱える“読む”問題を解決するため、これまで慣れ親しんだ文字・数字のカタチを浮上げたカレンダーを製作しました。

そして、もうひとつ。

バリアフリーカレンダーが“浮出し文字”であるからこそ実現できることがあります。 それは、視覚障害のある方も晴眼の方も一緒に使えること。 見た目はシンプルで落ち着いたデザインでありながら、浮出た文字・数字を指でも読める。 このカレンダーを通して、どのような人がどのように使うのかを感じ、少しでも視覚障害のある方へ関心を寄せるキッカケになることを目指しています。


主な特長
見やすく・触って読みやすい立体的な文字
当社独自の加工によりカレンダーの文字・数字を浮出したことで、この2つの動作から カレンダーを読むことを可能にしました。 点字使用の有無を問わず、これまで多くの視覚障害のある方へリサーチを重ねた結果、触って読み取れる高さに仕上げました。 さらに、文字・数字に使用するフォントにも着目。見やすさと触ったときの読みやすさを兼ね備えた「フォアフィンガー書体」を採用しました。市販製品や公共施設の案内図等で数多くの実績を誇る信頼のフォントです。

シンプルなデザイン
カレンダー本来の読む使いやすさはもちろん、そのデザイン性の高さにも注目。 飾るシーンや場所を選ばないシンプルなデザインで、お部屋のインテリアとして落ち着いたやさしい空間を演出します。

ご使用いただいた方と一緒に製品改良
当社では毎年、バリアフリーカレンダーをご購入頂いた方にアンケートを実施。カレンダーを一人でも多くの方にご使用いただけるよう、アンケートで寄せられたご意見を積極的に反映し改良を重ねています。

例えば、昨年から採用したのが祝祭日の名称を点字で表記すること。
バリアフリーカレンダーは、文字・数字を浮出していますが、もちろん点字使用の方でも指で字の輪郭をイメージしながら読むことが可能です。実際にこの改良にも、多くの点字使用の方からのご意見を参考にしました。 この祝祭日の名称は、あえて点字のみで表記しています。 バリアフリーカレンダーの表紙裏面に、点字の基本的なルールや五十音順を説明した「点字のしくみ」を掲載しています。初めて点字に触れる方でも、この点字のしくみを見ながら気軽に点字を体験することが出来ます。

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そして2019年版では、新たに曜日の表記にも点字を追加しました。
従来では、暦をはさむ様に上下2ヶ所に、曜日をローマ字の頭文字で表記(日曜の場合はS)していました。今回から上部はローマ字、下部に点字※としたことで、浮出し文字・点字のどちらからでも曜日の確認が容易になりました。
※曜日を点字で表記する際は、日曜の場合は点字で“にち”のように漢字の頭文字で表記しています。

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バリアフリーカレンダーは、以下2タイプをご用意しています。
2019_02_white_01 ・白地タイプ
いっけん白紙に見えるほど一切インキによる印刷加工を施さない白地タイプは、光を当てることにより出来た影が数字を浮出します。そんな光の陰影を利用した洗練されたデザインは、まさにインテリアとしてのカレンダーといえます。

2019_05_color_01 ・カラータイプ
平日と祝祭日を2色で色分けしたシンプルなカレンダーです。その落ち着いた色合いは、カレンダーを飾った部屋に暖かみのあるやさしい雰囲気を生み出します。

《製品名》 バリアフリーカレンダー
《バリエーション》 白地タイプ、カラータイプ
《外形寸法》 H250×W350(mm) ※金具含まず
《仕 様》 表紙含め13枚綴り/リング綴じ
《価 格》 3,200円+税
 売上げの一部を、盲導犬育成に最も実績のある、
 公益財団法人 アイメイト協会へ寄付いたします。
《協 賛》 社会福祉法人 桜雲会
      社会福祉法人 日本点字図書館
      公益財団法人 アイメイト協会

【お問い合わせ】
 有限会社 真美堂手塚箔押所
 〒162-0808  東京都新宿区天神町66
 ◆電話またはFAXでのお問い合わせ
   TEL.03-3269-0656 FAX.03-3269-0667
 ◆メールでのお問い合わせ
   info@sinbido.co.jp

※お取扱い店舗につきましては順次お知らせいたします。
また当社から直接販売もおこなっております。


弊社の取り組みが
取材されました。

この度、弊社の製品づくりや取組みが
デザイン関係の情報誌「デザインのひきだし35」(10月発売予定/グラフィック社)
に掲載されることになりました。

バリアフリーカレンダーを中心に、弊社がこれまでにおこなってきた取組みを紹介していただきます。
さらに、本誌への付録として今回新たに製作したエンボス加工のカードもご用意しました。
本号の詳細は、発売後改めてお知らせいたします。

なお、付録のカード製作の模様はFacebookにて動画付きでご紹介しています。
本ページ上部にあるFacebookのバナーをクリックすると弊社のページへジャンプします。
是非そちらもご覧下さい。

オノマトペカード
完成のお知らせ

真美堂手塚箔押所は、作家・宮沢賢治の作品に見て・触れて楽しめる“オノマトペカード”を
製作致しました。
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オノマトペとは、物事の様子や音をコトバで表現したもの(擬音語・擬声語等)を意味し、古くは
奈良時代より、現在まで数多くの作家に用いられてきました。
その表現力の高さは、読む人に臨場感と深みを与えてくれます。

その中でも、オノマトペを自身の作品に多く取り入れ、遊び心と豊かな表現力が魅力の宮沢賢治から、
5種のオノマトペを厳選。
オノマトペに浮出し加工を施すことで、彼の作品に見て・触れてお楽しみいただけます。
DSCN0613 裏面には、「Post Card」の文字を箔押。ハガキとほぼ同じサイズですので、定形のポストカードとしてもお使いいただけます。

《仕 様》
タテ・ヨコ:105mm×150mm
価 格:各種 ¥300+税 (全5種類)

《お問い合わせ》
有限会社 真美堂手塚箔押所
TEL.03-3269-0656 FAX.03-3269-0667
E-MAIL info@sinbido.co.jp

2016年版
バリアフリーカレンダー
完成のお知らせ

有限会社 真美堂手塚箔押所(本社:東京都新宿区/取締役社長:手塚博雄)は、
「2016年版バリアフリーカレンダー」を2015年11月1日より発売致します。

BFC_2016_01 BFC_2016_02 視覚に障害を持つ方と、晴眼者との穏やかな共生を目指す『バリアフリーカレンダー』。
2015年の発売以来、暖かなご支援の声をいただき、2016年版の発売を決定いたしました。
本商品は、カレンダー本来の機能である「暦」を、「浮出し加工※1」技術を用いることで、 視覚と触覚の両方で読むことを可能にした、どなたにもお使いいただけるカレンダーです。
※1:型を使い紙に凹凸を付けて、文字や模様を浮き上がらせること。

【製品の特長】
1. 触って読める立体的な文字
  当社技術の「浮出し加工」で、触れて読める高さに仕上げました。

2.「可読性」にこだわりました。
  点字関連施設などのご協力を得て、入念な調査と、数えきれないほどの試作を経て可読性を追及しました。用紙のコンディションによる微妙な変化に対応するために、一枚ずつ丁寧に加工をしています。

3. シンプルなデザイン
  カレンダー本来の機能である「暦」に重点を置き、より明解であることにこだわりました。
飾るシーンや場所を選ばないシンプルな仕上がりは、ご使用される皆様の生活にやさしく溶け込みます。

4. 見て美しく、触れて分かりやすい「フォアフィンガー」フォント
  数字フォントは、触って読みやすいことは勿論、公共の場に使う書体は、視覚にも美しい ものであるべきと、故山本明彦氏と「触覚文字フォアフィンガー研究会」がデザイン開発した 「フォアフィンガー」を採用しました。一般製品や公共施設で数多く実績があり、バリアフリー社会の実現に向けて、益々その利活用が期待されるものです。

5. さらに高い浮出しを実現
  版の作り方を根本的に見なおし、昨年より約2割高い浮出しを実現。可読性が向上しました。

6. フォントの大きさも見直しました
  独自に様々なリサーチを行い、より「触ってわかりやすい」フォントサイズ、文字の間隔を根本的に見なおしました。サンプルによるリサーチで、ご協力者の方々から「より早く理解できる」と、評価をいただきました。

7. 曜日を見失わないために
  2016年版は、暦の下部にも曜日を配置。これにより、曜日を探る手の動きを少なくすることができま す。


《製品名》 バリアフリーカレンダー
《バリエーション》 白地タイプ、カラータイプ
《外形寸法》 T250×W350(mm) ※金具含まず
《仕 様》 表紙含め13枚綴り/リング綴じ
《価 格》 3,200円+税
売上げの一部を、盲導犬育成に最も実績のある、公益財団法人アイメイト協会へ寄付いたします。
《協 賛》 社会福祉法人 桜雲会 / 社会福祉法人 日本点字図書館 / 公益財団法人 アイメイト協会

【お問い合わせ】
 有限会社 真美堂手塚箔押所
 TEL:03-3269-0656 FAX:03-3269-0667
 上記以外にも、当HPの“お問合わせ”からご連絡いただけます。

 

触図のご紹介

 実は、昨年製品化したバリアフリーカレンダーから遡ること、約10年前から取り組んでいたプロジェクトがあります。

それはバリアフリーカレンダーの原点ともいえる“浮出し”で表現した、地図の研究です。
 世の中では視覚によって得る情報が多くを占めることで、視覚に障害のある方は情報弱者とも呼ばれるほど、情報へのアクセスに乏しい実情がありました。
ちょうどその頃、点字印刷の製品化に成功した弊社では、視覚に障害のある方が図に触れて情報を得られないかと考え研究を始めました。

 将来的な活用法は未定でしたが、多くの可能性を探るため紙以外にもプラスチックなど5種類ほどの素材を試しました。
その中から2点の結果を写真でご紹介します。

版は、以下の2種類を使用しました。
1.日本地図
 日本全体を線で囲うように浮出し、各地方から1つ都道府県を点字で表記しています。

2.日本点字図書館道案内図
 高田馬場駅から日本点字図書館までの地図を浮出します。
 途中で目印となる建物には、それぞれ活字と点字で表記しています。

・紙 (日本地図・日本点字図書館道案内図)
 日本地図  DSC_0140-1  日本点字図書館道案内図  DSC_0132 道路の浮出しがわかりづらいので裏からの写真です。
道路の中の点線は駅からの最短ルートを表しています。  DSCN0599 どちらも浮出し・点字ともにバランスよく仕上がりました。
ちなみに道案内図は、実際に日本点字図書館内に置いていただきました。

・プラスチック板 (日本地図)
 1445057473805 実際は透明の板ですが、わかりづらいので背景を黒にして写真を撮りました。 地図の線は、紙以上によく浮き上がったのですが、材質上、指のすべりが悪いため点字は読みづらい結果となりました。

この研究はしばらく中断していましたが、製品化に向けて本格的に始動していきます。
地図はもちろん、バリアフリーカレンダーをはじめ“触って楽しめる製品”の開発にも取り組んでいく予定です。