「デザインのひきだし46 箔押し&箔加工編」に掲載していただきました。
今号は箔押し会社のそれぞれ得意な加工を紹介、真美堂は微細な文字やデザインを
すっきりと仕上げる「繊細な箔押し」について掲載されています。
別冊付録の箔加工サンプルBOOKでは、この繊細な箔押しを実際に見て・感じていた
だける箔押しサンプルが綴じ込まれています。大きなベタと小さな文字を組み合わせた、
作業にも繊細さが求められる作品をつくりました。
私たちが表現したかった箔押しの「版」を関 宙明さん(mr.universe)にデザインして
いただき、様々な用紙・箔でテストを重ねて、もっとも美しい仕上がりを求めました。
1.0mmの厚紙の特性を生かして、しっかりと凹凸が感じられるよう立体感を出しつつ、
文字やイラストを細部まですっきりと仕上げました。
用紙:SSコースター1.0mm
箔:パール
デザイン:関 宙明さん(mr.universe)
また本誌掲載ページには過去に製作した繊細な箔押しの作例として、関 宙明さんの年賀状で
使用された小鳥のデザインと、瀬戸内デザインの小川恵子さんがカバーをデザインした「猫町」
が紹介されています。
2022/06/15 NEWS,お知らせ,メディア掲載情報,箔押し
首都圏エリア情報誌「散歩の達人 12月号」で真美堂が紹介されました。
今号の特集【神楽坂・飯田橋】内の「今も昔も、ここは印刷の街なのです」で、
箔押しや点字印刷、バリアフリーカレンダーについて掲載していただきました。
▼詳しくはこちら
https://www.kotsu.co.jp/products/details/262111.html
2021/11/24 NEWS,お知らせ,バリアフリーカレンダー,メディア掲載情報,点字,神楽坂,箔押し
デザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌「デザインのひきだし」。
今回の特集は「名刺なら試せる!カードサイズなら予算がクリア!名刺・カードにおすすめな特殊印刷・紙・加工、大集合!!!」。紙を扱う加工会社さんの技術が詰まったこだわりの名刺・カードが、誌面とたっぷりの付録で紹介されています。
真美堂からも箔押し+点字加工で仕上げた名刺で参加させていただきました。パール箔を使って細部まで繊細な輝きを表現した名刺のデザインは、ミスター・ユニバース㈱さんにご協力いただきました。
ぜひご覧いただけると嬉しいです。
▼詳細はコチラ
http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=41164
2020/06/11 NEWS,お知らせ,メディア掲載情報,箔押し
遅ればせながら新年おめでとうございます。
本年も弊社の製品情報や、通常業務の作業風景をご紹介していきますので、ご覧いただければと思います。
2017年最初の投稿では、弊社が製作に携わりました、新年に相応しい素敵な年賀状をご紹介したいと思います!
ミスター・ユニバース株式会社
ミスター・ユニバースさんは、広告ポスターや書籍の装丁、WEBサイトなどを手がけるデザイン事務所です。弊社でもWEBサイトをはじめ、バリアフリーカレンダーやポストカードのデザインをしていただいています。
ミスター・ユニバースさんのデザインは、情報を伝達するための手段としてだけでなく、デザインを形にするまでの物語や完成後も繋がっていく人やモノの結びつきを大切にされており、その思いが作品ひとつひとつに現れています。それは、デザイン関係には疎い私たちから見ても、“楽しく”時に“美しく”そして包み込むような優しい印象を与えてくれます。
そんな情感の溢れたデザインを、今でも職人さんが多いモノづくりの町と、どこか懐かしさの残る下町が並存する、台東区蔵前から発信し続けています。
毎年、ミスター・ユニバースさんから年賀状の加工をご依頼いただいており、今年も長4封筒程の白い厚紙(約1mm)に両面を箔押加工のみで表現した、こだわりの作品です。
毎年変わるデザインは、作業をおこなう私たちにとっても楽しみの一つになっています。
1.
まずは全体像を把握するため、枠線および同色の月を金色で箔押ししました。
枠線はデザイン上、細く所々途切れた部分もあるため、金箔がかすれてしまわぬよう注意を払います。
箔押しは圧力をかけながら版で箔と凹凸を紙に付けていきますが、その圧力が強すぎると紙の裏面に跡が浮き出てしまうことや、
バリアフリーカレンダーの製作時と同様に余計な部分にシワが出来ることがあるため、圧力には微細な調整が必要となります。
2.
次に枠線の内外にわたる大きな文字で「恭賀新年」を白色で箔押しました。1で箔押しした枠線の切れた部分にも文字がピッタリ入るよう位置調整をおこないました。紙も箔も白色ですが、微妙な色味の違いを生かすことで立体的な文字が出来上がります。
3.
丸い太陽を赤色の箔で表現しました。
小さいワンポイントの箔押しをより強調するため、圧力をグッと掛けて立体感を出しました。こちらも1と同様に、裏面に浮き出ないよう圧力を調整していきました。
4.
いつも丁寧なお仕事をしていただいている断裁所で指定の大きさに仕上げてもらい、年賀状の完成です。
なお、この年賀状は紙メーカーの竹尾さんで1月20日(金)から開催される展示会「クリエイター100人からの年賀状」に出品されるそうです。
興味のある方は以下、竹尾さんの
ホームページをご覧になってみてください。
2017/01/14 NEWS,ご挨拶,箔押し
真美堂で箔押を担当させていただいた作品をご紹介いたします。
今回は、
「ウユニ塩湖 心を整える100の言葉」 いろは出版
普段、書籍のカバーをメインに箔押をおこなっている中、帯への箔押は珍しいこともありご紹介させていただきました。
今回本書では、帯への箔押(金色)を担当させていただきました。
作業はシリンダーという機械に、版を3個付けておこないます。シリンダーでは1度に複数枚の箔押が可能となるため、
版の取り付けや準備に時間はかかりますが、枚数の多い場合にはシリンダーでの作業が基本となります。
上下に連なる枠と、水玉模様に金で箔押を施しました。
Facebookのページでは、箔が押されて機械から出てくる様子も動画で公開しておりますので、是非そちらもご覧になってみて下さい。
今後も作品を継続的にご紹介していきます。
2015/09/07 NEWS,箔押し