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2016年版 バリアフリーカレンダーの製作過程を公開! Part1

現在製作を進めている「2016年版 バリアフリーカレンダー」の製作過程をご紹介します。
すべてをお見せすることは出来ませんが、本製品への思いやこだわりポイントなど、カレンダー完成までのプロセスを、日付を追いながら数回に分けてご紹介していきます。

第一回目となる今回は、浮き出しの基礎となる“版作り”についてです。

平成27年6月16日
◆触って読める文字を高く浮き出す試作
  バリアフリーカレンダー最大の特徴である、“触って読む”ことを 可能にする文字の浮き出しは、当然浮き出す高さが高ければ読みやすくなります。 しかし、浮き出す高さのみを追求すると、浮き出す際に紙が引っ張られるため紙にしわが寄り、破れてしまうこともしばしば。
今年の2015年版からのさらなる改良を目指し、十分な高さを確保するための試作を行いましたが、高さを出すことにこだわった結果、文字の浮き出た高さは上がるものの、見た目が悪く製品として出せるものではありませんでした。
いかに、しっかりと読める文字の“高さ”と見た目の“美しさ”のバランスを保てるかがポイントでした。
そこで重要な役割を、用紙と版が担うのです。


◆製版会社との打ち合わせ
  紙を浮き出す際に使用する版は、 “雄型と雌型”(※写真参照 左:雌型、右:雄型)の版を組み合わせて出来ています。
DSC_0099 この組み合わせの調節こそが見た目に気を遣いつつ、十分な高さの確保へと繋がります。

そこで製版会社の営業の方に相談にのっていただき、
1.版の組み合わせの比率を多少変更する
2.営業の方のオススメの版を製作する

新たにこの2点での改良を進めることにしました。