トップへ戻る

NEWS

バリアフリーカレンダーが第29回日本文具大賞の優秀賞を受賞しました

有限会社 真美堂手塚箔押所(東京都新宿区)は、当社商品「バリアフリーカレンダー」が国際文具・紙製品展 ISOTが主催する第29回日本文具大賞2020・デザイン部門の優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。
無題fgf
バリアフリーカレンダー
真美堂独自の特殊加工により浮き出された数字を視覚と触覚から読むことができるカレンダーです。視覚障害のある方と晴眼者との穏やかな“共生”をコンセプトに、ミスター・ユニバース㈱のアートディレクター・関 宙明氏がデザインを手掛ける本製品は、日常使いに適したシンプルなデザインとバリアフリーに配慮した使いやすさが特長です。
◆バリアフリーカレンダー2020商品ページ
http://sinbido.co.jp/products/1083

日本文具大賞
機能面・デザイン面において、その年のもっとも優れた文具に贈られるアワードです。受賞製品は2020年9月2日(水)~4日(金)に東京ビックサイトで開催される「第29回国際文具・紙製品展 ISOT2020」の会場内特設展示ブースにて展示されます。また会期初日(9月2日)には表彰式がおこなわれ、同時に受賞製品の中からグランプリが発表されます。
◆日本文具大賞2020受賞製品一覧
https://www.isot.jp/ja-jp/award/winning-products.html


バリアフリーカレンダー製作背景
視覚障害のある方は、一般的に本や資料等を読む際には点字を使うイメージがありますが、その方法は人によってさまざまです。国内で視覚障害のある方は約30万人、その中で点字使用者は1割程度といわれています。実はこの数字が表す背景には、点字習得の難しさが関係していました。点字使用者の多くは先天性もしくは幼少期に視覚障害になった方が多くを占めています。つまり視覚障害のある方の多くは、加齢や病気によって中途で視覚障害になっていることがわかります。今まで文字を目で読んできた方にとって、突然指で点字を読むことの大変さは想像に難くないことでしょう。真美堂では、そんな中途視覚障害の方が抱える“読む”ことへのアクセスを容易にするため、これまで慣れ親しんだ文字・数字のカタチを浮き上げたカレンダーを製作しました。もちろん、使いやすさだけでなく私たちの生活にやさしく溶け込み、カレンダーを飾る心地よさが感じられるデザインにこだわりました。視覚障害のある方も晴眼者の方も一緒にお使いいただけるこのカレンダーを通し、どのような人がどのように使うのかを感じ・共有することで、障害の有無に関わらず自然に人と人が繋がっていけることを願っています。