オノマトペとは擬声語のこと。
物事の音や動作、声などだけでなく、状態や心情など、
本来ならば音に表せないものも、言葉にして表す表現手法です。
宮沢賢治の童話作品でその魅力に慣れ親しんだ方も少なくないでしょう。
その「オノマトペ」に触れてみたら、そこにはどのような風景が広がることでしょう?
真美堂では、賢治が残した作品の中から代表的な5編の「オノマトペ」を
浮き出し文字のカードにしました。
浮き出し文字に使用した活字は「秀英体」。
明治の末期に完成し、「築地体」と並び「明朝活字の二大潮流」とよばれ
数多くの文芸作品に用いられた書体です。
現代のデジタルフォントには無い、柔らかな文字のかたちと「オノマトペ」の組み合わせが生み出す景色。
「読む」だけでなく、「触れる」ことで見えてくる不思議な感覚を
どうぞお楽しみください。
雪渡り
貝の火
やまなし
月夜のでんしんばしら
風の又三郎
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詳しくは真美堂の手塚までお尋ねください。